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New Brand Interview! Omochabako

”おいで 見ててごらん”
から始まる 豊かな想像の世界
本当に良いおもちゃに 触れて育つ
その時間が 一生の宝物

お母さんと手を繋いでレンガの階段を6つ上る。

可愛らしい赤い木のドアを開けると、そこには温かみのある木のおもちゃたちがたくさん。

”君のお家に一緒に連れてってもらいたいなぁ”と一斉にこちらを見る。

”ママに一つだけだよって言われてるんだ、ごめんね。”

 薄暗くてよく見えないから、一つ一つ手で触りながら、会話をするように選んでゆく。

前に買ってもらったハチミツみたいに美味しそうな匂いのするクレヨンの、もっとたくさんの色が入った箱を手に取り、
お母さんの顔を見上げる。

お母さんは「またたくさん書けるね。」と優しく微笑んだ。

 

 

美しい記憶の中の、真ん中にいつも出てくる温かみのあるおもちゃたち。

以前、1階がおもちゃ屋さんだった可愛らしいレンガの建物は現在、株式会社おもちゃ箱の本社として田園調布南にあります。

私も大好きなおもちゃたち。ザギフト に参加いただけることになり、広報の小澤さんと熊野さんにお話を伺ってきました。

嶺町幼稚園を経営していた現会長のお母様は、研究のためドイツへ。そこで出会ったシュタイナー教育を実践するため、教材の輸入を開始しました。(シュタイナー教育とはオーストリア出身の哲学者であり思想家であるルドルフ・シュタイナーが提唱した自由と感性を育てる教育思想)
その6年後の1986年、おもちゃの輸入販売元として株式会社 おもちゃ箱はスタートしました。
その後、感覚教育の推進をしていく中で、2002年、心地よいオーガニックコットンやスキンケアといった肌感覚を育てる、商品の販売もスタートしお子様さまとお母さまの健康と幸せを応援し続けています。

本当に”良いおもちゃ”ってどんなもの?

私自身も5人の子供のお母さんをやっています。
”子供に与えたい、良いおもちゃってどんなものだろう?”子育て中のお母さまたちの、ほとんどが考えるテーマですよね。”私も感覚や創造性を伸ばす、使って欲しいおもちゃ”と、”子供が欲しがる刺激的なおもちゃ”の間でよく悩みました。
もちろん、前者が良いのはわかっていましたが、子どもにねだられて大きな音の鳴るマシーンのようなものや、ゲーム機を買ったこともあります。
しかし、結局どれもすぐに飽きてしまってクローゼットの奥に追いやられる始末。一時的には刺激があって楽しいのでしょうが、受け身になってしまっておもちゃに”遊ばれている”というような状況だったのかもしれません。

自然との関わり 生命の尊重

「ハチさんが作ったクレヨンだよ。」「ハチミツみたいな甘い香りがするね。」

我が家でも定番のシュトックマーのみつろうクレヨン。
雨上がりの綺麗な葉っぱの緑、
お日様の光そのままのまぶしい黄色、
庭先に揺れるマリーゴールドのオレンジ、
昨日脱ぎっぱなしにしちゃった長靴の赤、
透明感のある、まるで光のような色彩はどんなに重ねても濁らず、新たな色を生み出し、綺麗なグラデーションを奏でます。
自然との日常的な関わりが、命を思い、生命を尊重することにも繋がるといいですね。

豊かな感性と表現

子供が描く自由な感性のままに、壮大な宇宙や、可愛いコビトのお家、深い海の中といった世界を表現できるグリムのつみ木。
木の皮のついたものや、変わった木目も創造を助ける立役者になることでしょう。

色彩の美しい虹色のつみ木も。目と心に豊かな色彩感覚を育みます。

数量や図形などへの関心

楽しく遊んでいるだけなのですが、自然に身についてゆく数や形への関心。
我が家は折り紙を良くしましたが、光を通す、ハリのあるトランスパレントペーパーなら同時に図形や、それを連続していくつ重ねると円になるか、楽しく関心や感覚を育てることができます。
窓辺に飾った時の透け感や重なりに寄った濃さの違いがとても美しく、季節ごとに家族で一緒に作っても楽しいですね。うちの三男は夏休みの自由研究に、家族で水族館に行った思い出を海で拾った流木に繋げてタペストリーにしていました。トランスパレントペーパーで海の中のキラキラの結晶や、出会った魚を紙を重ねて表現していました。

心を育てる

デブレスカ社の木のおもちゃは、「より良いおもちゃを子どもたちに」という共通の願いを持った3人の仲間たちがスタートしたスウェーデンのブランド。ハンディキャップのある人たちと共同体として生活し、ひとつひとつ丁寧に手作りされています。頑丈で壊れにくく、子どもや孫まで残したい、繋いでゆきたい世代を超えたおもちゃです。

人との繋がり

心を込めて、技術を尽くして作られたものを、思い入れを持って子どもに手渡す。
それを聞いた子どもは大切に扱う。
使い込むほどに、自分だけの色になっていき、さらに愛おしくなる。
また自分の子供へと繋いでゆく。

目には見えないけれど大切にしなくてはいけないもの、それを想像する気持ちが優しさとなり、心を育んでゆきます。

”遊び”の大切さ

アメリカの作家ロバート・フルガムは『人生で必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』で「何でもみんなで分け合うこと」「ずるをしないこと」「人をぶたないこと」、、「不思議だなと思う気持ちを大切にすること」、、と幼少期に学んだことを振り返っています。
これらは全てどの年代にも、我々、大人たちにも当てはまる人としての原点であり、また幼児期の”遊び”が人間形成においていかに重要な基礎を担うものであるかが書かれています。
”三つ子の魂百まで”とも言いますが幼少期の遊び、環境、会話、、それら全てがその後のその子を形成していく上で土台となる大きな部分を作ります。

自分を大切に思って丁寧におもちゃを選んでくれる。
優しい眼差しで振り返るたびに見守ってくれる。
見ていてごらん、と手本を示してくれる。
手を取ってともに遊んでくれる。

本当に良いおもちゃと遊んだ記憶はいつまでも。大人になった僕を支えてくれることでしょう。

 

引用・参考文献
ロバート・フルガム著『人生で必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』河出書房

 

記事 ザギフト   ~ 贈りたい がきっと見つかる~ ギフト コンシェルジュ 平山 亜須香